脱皮2時間以内!「漁師の伊勢エビ」発売へ(読売新聞)
愛媛県伊方町串の三崎漁協が、軟らかな殻ごと食べられる脱皮直後の伊勢エビを急速冷凍し、試験的に飲食店などに卸している。
殻が軟らかなのは脱皮後数時間だけで、漁でとれた伊勢エビを脱皮目前まで育て、2時間おきに見回って、脱皮したばかりでの商品化を実現。試験販売の評判は上々で、「岬夢想海老(はなむそうえび)」と名付けて、今秋から一般販売に乗り出す。
同漁協では、毎年9月の伊勢エビ漁解禁後、毎年約8トンの水揚げがある。大半は蓄養池で育て、年末に贈答用として出荷している。
脱皮直後の伊勢エビはたまたま網にかかることもあるが、軟らかいために一部がちぎれるなどしていることが多い上、すぐに殻が硬くなるため、出荷せずに漁師が食べていた。
漁協では、一昨年から丸ごと食べられる伊勢エビの商品化を目指し、水槽で脱皮の様子を観察。水温が20度程度になる11月下旬、大半は夜間から早朝に行われ、2時間程度で、殻が硬くなることがわかった。
このため、脱皮間近と見られる200〜300グラムの食べ頃の大きさのものを池から水槽に移し、夜も2時間ごとに見回って、脱皮直後のものを急速冷凍することにした。
09年に試験的に約300キロを漁協直営のレストランなどに卸し、から揚げや蒸し料理にして提供したところ、甘みの強さや、殻があることをほとんど感じずに食べられる珍しさが人気を集めた。
今年は1トンを用意し、一般消費者向けにも販売したいとしている。其田稔組合長は「増産のめども立った。付加価値の高い、新たな伊勢エビとして売り込みたい」と張り切っている。(梶原善久)
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同漁協では、毎年9月の伊勢エビ漁解禁後、毎年約8トンの水揚げがある。大半は蓄養池で育て、年末に贈答用として出荷している。
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このため、脱皮間近と見られる200〜300グラムの食べ頃の大きさのものを池から水槽に移し、夜も2時間ごとに見回って、脱皮直後のものを急速冷凍することにした。
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県警「ノーコメント」繰り返す=鳥取不審死(時事通信)
「全容解明のため、捜査を継続する」。鳥取署3階の大会議室で開かれた県警の記者会見。保田勝幸捜査1課長は会場を埋めた報道陣を前に、落ち着いた声でこう述べた。
上田美由紀容疑者(36)の認否や証拠、殺害方法など質問が相次いだが、保田課長は「捜査に支障がある」「詳細についてはノーコメント」と繰り返した。逮捕の決め手についても「総合的に判断した」と述べるにとどまり、約50分間で会見を終えた。
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